桜に染まる吉野山

最終日8日、朝7時半にホテルのロビーで椿さんと合流。
そのまま環状線で天王寺へ。
天王寺駅で一旦下車し、駅前の近鉄線「あべの橋(阿倍野橋)」駅へ。
夜は天王寺駅近くから出る伊丹空港行きのバスに乗る予定なので
駅構内のコインロッカーに荷物を預け、身軽になってから切符売り場へ。

当初は特急に乗ろうかと思っていましたが、
停車駅がほとんど変わらない快速急行がホームに入っていましたので
特急料金を節約して快速急行に乗って行くことにしました。


1時間半程度で近鉄吉野線吉野駅に到着。
空は快晴ですし、駅から見える下千本の桜も満開のようで
ホームにも桜の花びらがハラハラ舞い落ちています。
どうやら、最もいい時期に訪れる事が出来たようです。

近鉄吉野線吉野駅 駅前の土産物屋

駅前には中千本公園行きのバスが停まっていて
かなりの乗客が並んでいました。
バス会社の人が配っていた地図によると
15分程度で中千本まで登って行くそうです。

計画では吉野駅近くのロープウェイで山上駅まで行き、
その後は中千本、上千本方向に徒歩で登って行くつもりでいたのですが、
二日間アチコチ歩き回って足も疲れていますし
バスで上まで登って、徒歩で下って来た方がはるかに楽そうです。
そこでそのままバスに乗ることにしました。


地図をクリックすると大きな地図が別ページで表示されます

山道を走る満員バスに揺られてゆくと、
ほどなく「中千本公園」の狭い駐車場に着きました。
そこから国道を逸れて小高い丘を登り
ハイキングコースを経て「五郎兵蔵茶屋」まで歩きました。
その途中から観た上千本方向の風景が下の写真です。


この時期の吉野山は昔から(桜の木が)「一目千本」
と云われているそうです。(そこから下・中・上・奥千本の名が)
事実、山の斜面のかなりの部分を満開の桜が占めているさまは
圧巻というほかはありません。


吉野山が桜の名所となったのは、今から1300年前、
役小角(役行者)が金峯山寺を開いた際に、
一千日の難行苦行の果てに感得した蔵王権現を
桜の木に刻んだことに由来し、以来、桜は
金峯山寺のご神木として厚く保護されて来たのだそうです。
その後、金峯山寺への参詣が盛んになると、
御神木の献木という形でさらに多くの桜が植えられ、
現在に至るそうです。

吉野山の桜は現在200種約3万本あり、
その多くがシロヤマザクラとのことです。
シロヤマザクラは、花びらが散ってから若葉が芽吹く
御馴染みのソメイヨシノなどの桜とは違い、
若葉の芽吹きと共に開花する、という特徴があるそうです。


もう一度「中千本公園」のバス停に戻り、
その奥の階段を登って「上千本」行きのバス停まで歩きました。
バス停前は既にかなりの列が出来ていましたが、
マイクロバスがピストン輸送で客を運んでいて
15分待った程度で乗れました。
かなりくたびれたマイクロバスの一番前の補助席に座らされて
荒っぽい運転に身体を左右に振られながら
「町道88号線」をバスは登ってゆきました。
杉林に囲まれた狭い山道なので眺望はまったく望めません。

20分程度走って、やっと「金峰神社前」に到着。
ここから奥は「奥千本」と呼ばれる地域ですが、
辺りの桜はまだ開花したばかりか開花寸前のようです。
そこでそのまま「水分神社」方向に舗装道を下って行きました。


水分神社(みくまりじんじゃ)」

水分神社(みくまりじんじゃ) 境内の桜

15分くらい歩いて、
延喜式内社の由緒ある神社、「水分神社」に到着。
主神は、田畑をうるおす水の分配を司る天乃水分大神ですが
「みくまり」が「みこもり」となまって、子宝の神としても
厚く信仰されているそうです。
朱色の鳥居前のソメイヨシノがほぼ満開で綺麗でした。
自由参詣の境内にも見事な桜が咲いていました。

「水分神社」を出て、ちょっと下った辺りに
普通の民家が経営しているような茶屋と展望台がありました。
ここからの眺望は素晴らしく、上千本越しに中千本から
下千本方向が一望出来ました。

展望台から上千本越しに下千本方向を望む

写真ではよくわからないかもしれませんが、
遥か先の峰の白っぽくなっているところが観光道沿いの商店街で
その先に金峯山寺の国宝・蔵王堂の茶色い大屋根が見えます。
これから上千本を縫う観光道に沿って満開の桜を眺めながら
中千本を経て、あの金峯山寺に向かって歩いてゆく訳です。
「綺麗だけど、まだ遠いねぇ」と僕らはしばし一服しました。


そこからは眼下と周囲に広がる満開の桜の森を
ゆっくり眺めながら下りました。
椿さんは先ほどからショルダーポーチの紐に
昨夜、ユニバーサルシティ駅前のローソンで買った
お菓子類を入れたものと、ゴミ用の
ふたつのビニール袋を結びつけておりました。
それが歩く度に腰の辺りでゆれるので
「まるでホームレスの遠足だな」とふたりで大笑いしました。(笑)

昼時になって、登ってくる観光客も多くなって来ました。
道は舗装されていますし、それほど急斜面の登りではありませんが、
それでも中高年の方が多いので、皆さん、結構たいへんそうです。
僕らは「バスで登って正解だったね。下りは楽でいいし、
綺麗な景色を正面に眺めながら歩けるもんなぁ♪」と
妙に悦に入っておりました。(笑)
ただ単に、行き当たりばったりの結果だったのですが…。(苦笑)


素晴らしい絶景が小一時間ほど続いたでしょうか。
午後に入り、ちょうど程よくお腹が空いて来た頃に、
「中千本公園」バス停の上の商店街まで戻って来ました。
いくつかの食堂の奥の座敷を覗いて、
窓の前の席が空いてる食堂に入りました。
旅館も営んでいるというその食堂の窓から
いま歩いて来た上千本を眺めながら
「今日で最終日だから」と、ちょっと豪華な昼食を取りました。
すぐ下の崖から桜の花びらがヒラヒラと舞い上がっています。
椿さんが注文した、西日本では有名だという「吉野葛」を使った
葛湯も味見させてもらいました。

ゆっくり食事をした後、両脇の商店街を眺めながら
勝手神社」、後醍醐天皇の行殿で南朝最初の皇居であり、
豊臣秀吉の花見の本陣でもあったという「吉水神社」を覗いた後、
木造建築では東大寺大仏殿に次ぐ大きさという国宝・蔵王堂がある
金峯山修験本宗・総本山 金峯山寺」へ。

木造建築では東大寺大仏殿に次ぐ大きさの国宝・蔵王堂 金峯山寺
金峯山寺の国宝・仁王門 ロープウェイで吉野山駅へ

境内の満開の桜を楽しんでから、やはり国宝の仁王門の前を通って
ロープウェイの山上駅から吉野山駅へ。
5分ほど歩いて駅に着いたのは午後3時45分頃でした。
ちょうど大阪・あべの橋駅行きの快速急行の
出発時間が迫っていましたので、そのままそれに乗って大阪へ。


帰りの飛行機は、
伊丹空港20:20発の全日空羽田行きの最終便でした。
旅の前にネットで調べていた天王寺駅前のバス停を
19:30に出る空港バスに乗れば、まず乗り遅れる心配はありません。
しかし、あべの橋駅に着いたのはまだ5時40分頃でした。
ロッカーから荷物を出して、さてどうやって時間を潰そうかとなりました。
どこかで大阪名物でも食べたかったのですが
ふたりとも天王寺の事情などまったく分かりません。
近鉄デパートなどをちょっとウロウロしましたが、
結局、6時頃にバス乗り場の前にある「アポロビル」に入って
喫茶店で駄弁って過ごすことにしました。

話に夢中になっていて、気が付いたら出発5分前でした。
焦って店を出て切符を買い、停車中の空港バスに乗り込みました。
客は僕らを入れても3人だけでした。


伊丹に着いたのはまだ8時前でしたが、
搭乗券の発券機にチェックインすると、混雑の為、
隣り合わせの席は取れないとのことでした。
何度も飛行機を利用していますが、こんなことは初めてです。

手荷物検査を済ませて中に入ると、
なるほど、搭乗口前は人で溢れています。
しかも席が足りないので、「この便を辞退して
関西空港発の便に変更していただける方を10名募集」
とのアナウンスが。 いわゆるダブルブッキングです。
謝礼に一万円出るというので心が動きましたが(苦笑)
関空まで移動しては電車の最終に間に合いません。

煙草を吸って待っていると、今度は
羽田空港の管制システムのトラブルで出発時間が遅れる、
出発時間はいまのところ未定、とのアナウンスがありました。
僕はかつて羽田で、強風で離陸許可が下りなかったため
6時間も待たされた経験があります。
「あの悪夢が再び?!」と一瞬、目の前が真っ暗に…。

しかし、予定から30分遅れで無事、飛行機は飛び立ちました。
機内はちょっと暑かったですが、疲れていたためか
僕は飛行時間の大半をウトウトして過ごしました。

空の混雑のためか気流の関係でか、更に到着が10分遅れて、
予定より40分遅れで羽田に着きました。
この時間なら楽勝で最終に間に合います。(よかった)
出口で椿さんと落ち合って、モノレールで浜松町へ。
東京駅で彼女と別れて、自宅に到着したのは
翌9日の午前0時過ぎでした。

またまたクタクタになりましたが、
楽しく濃密な三日間を過ごせました。
椿さん、spectreさん、やすさん、今回もお世話になりました。
また機会がありましたら、よろしくお願い致します。
ベーシック
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