2001年第58回ゴールデン・グローブ賞
2001/01/23/UP



 今年も映画賞レースの季節がやって参りました。例年通り、まず注目の第一弾を飾るのは、年を経る毎にアカデミー賞の行方を占う前哨戦としての意味合いが強まっている「ゴールデン・グローブ賞」です。
 21世紀初の『第58回ゴールデン・グローブ賞』授賞式は1月21日午後5:00(日本時間22日午前10時)、昨年と同じ米カリフォルニア州ロサンゼルスのビバリーヒルズで開催されました。
(★印が受賞者)

 今年のドラマ部門の最優秀作品賞は、このところ迷走を続けていたリドリー・スコット監督が本領を発揮し5部門にノミネートされた『グラディエーター』が見事受賞。同作品は「最優秀音楽賞」にも選ばれました。
 また、派手なカンフー・アクションと泣かせる純愛物語で話題になったアン・リー監督の『グリーン・デスティニー』は、「最優秀監督賞」と「最優秀外国語映画賞」の2部門を受賞しました。外国語映画賞はともかく、最優秀監督賞がアン・リー監督とはちょっと意外です。多くの映画ファンは「エリン・ブロコビッチ」と「トラフィック」でダブルノミネートされたスティーブン・ソダーバーグ監督が最有力と予想していたでしょう。そのソダーバーグ監督の最高傑作との呼び声高い新作『トラフィック』には、「最優秀助演男優賞」、「最優秀脚本賞」が送られました。各最優秀主演賞はトム・ハンクスとジュリア・ロバーツにそれぞれ送られましたが、これはちょっと順当過ぎて面白みに欠ける結果かもしれません。

 一方、「コメディ/ミュージカル部門」の最優秀作品賞には、4部門にノミネートされた『あの頃ペニー・レインと』が選ばれました。この作品は70年代を舞台にロック・バンドのツアー取材をする「ローリング・ストーン」誌の若手記者が、グルーピーのペニー・レインに恋をするという、キャメロン・クロウ監督の自伝的色彩の濃い物語です。ペニー・レインを演じるのは新星ケイト・ハドソンで、ゴールディー・ホーンの実娘でもある彼女は最優秀助演女優賞を受賞しました。(SPE作品。日比谷スカラ座2他、正月第三弾ロードショー予定)
 最優秀主演男優にはコーエン兄弟の新作『O Brother, Where Art Thou?』のジョージ・クルーニーが。最優秀主演女優には『Nurse Betty』のレニー・ゼルウィガー(キャメロン・クロウ監督「ザ・エージェント」、ジム・キャリー主演「ふたりの男とひとりの女」)が選ばれました。


ゴールデン・グローブ賞とは?

 1943年の発足以来、ハリウッド外国人記者協会(HFPA・Hollywood Foreign Press Association)に所属する約90人の会員投票で選ばれる映画賞。この賞の大きな特徴は、作品賞、主演男優賞、主演女優賞の三部門のみ「ドラマ部門」と「コメディ/ミュージカル部門」に分けて投票が行われる点です。

最優秀作品賞受賞作
Gladiator.jpg
ドラマ部門
『グラディエーター』
almostfamous.jpg
コメディ/ミュージカル部門
『あの頃ペニー・レインと』

グラディエーター
あの頃ペニー・レインと William & Penny
キャスト・アウェイ最優秀主演男優賞(ドラマ部門) トム・ハンクス
オー・ブラザー!
最優秀主演男優賞(ミュージカル、コメディ部門) ジョージ・クルーニー
エリン・ブロコビッチ最優秀主演女優賞(ドラマ部門) ジュリア・ロバーツ
最優秀主演女優賞(ミュージカル、コメディ部門) レニー・ゼルウィガーNurse Betty
トラフィック最優秀助演男優賞  ベニチオ・デル・トロ
最優秀助演女優賞  ケイト・ハドソン(あの頃ペニー・レインと)
ワンダー・ボーイズ最優秀オリジナルソング賞  ボブ・ディラン
 Things Have Changed
最優秀監督賞&最優秀外国語映画賞  グリーン・デスティニー
■作品賞(ドラマ部門)

★グラディエーター
●リトルダンサー
●エリン・ブロコビッチ
●Sunshine
●トラフィック
●ワンダーボーイズ

■作品賞(ミュージカル、コメディ部門)

★あの頃ペニーレインと
●ドッグ・ショー
●チキンラン
●ショコラ(ジョニー・デップ最新作)
●O Brother, Where Art Thou?(コーエン兄弟の新作)

■監督賞

★アン・リー(グリーン・デスティニー)
●リドリー・スコット(グラディエーター)
●スティーブン・ソダーバーグ(エリン・ブロコビッチ)
●スティーブン・ソダーバーグ(トラフィック)
●Istvan Szabo(Sunshine)

■主演男優賞(ドラマ部門)

★トム・ハンクス(キャスト・アウェイ)
●ハビエル・バルデム(Before Night Falls)
●ラッセル・クロウ(グラディエーター)
●マイケル・ダグラス(ワンダーボーイズ)
●ジェフリー・ラッシュ(Quills)

■主演男優賞(ミュージカル、コメディ部門)

★ジョージ・クルーニー(O Brother, Where Art Thou?)
●ジム・キャリー(グリンチ)
●ジョン・キューザック(ハイ・フェデリティ)
●ロバート・デ・ニーロ(ミート・ザ・ペアレンツ)
●メル・ギブソン(ハート・オブ・ウーマン)

■主演女優賞(ドラマ部門)

★ジュリア・ロバーツ(エリン・ブロコビッチ)
●ジョアン・アレン(The Contender)
●ビョーク(ダンサー・イン・ザ・ダーク)
●エレン・バースティン(レクイエム・フォー・ドリーム)
●ローラ・ライニー(You Can Count On Me)

■主演女優賞(ミュージカル、コメディ部門)

★レニー・ゼルウィガー(Nurse Betty)
●ジュリエット・ビノシュ(ショコラ)
●ブレンダ・ブレッシン(Saving Grace)
●サンドラ・ブロック(Miss Congeniality)
●トレーシー・ウルマン(Small Time Crooks)

■助演男優賞

★ベニチオ・デル・トロ(トラフィック)
●ジェフ・ブリッジス(The Contender)
●ウィレム・デフォー(Shadow of the Vampire)
●アルバート・フィニー(エリン・ブロコビッチ)
●ホアキン・フェニックス(グラディエーター)

■助演女優賞

★ケイト・ハドソン(あの頃ペニー・レインと)
●ジュディ・デンチ(ショコラ)
●フランシス・マクドーマンド(あの頃ペニー・レインと)
●ジュリー・ウォルターズ(リトルダンサー)
●キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(トラフィック)

■脚本賞

★スティーブン・ガガン(トラフィック)
●キャメロン・クロウ(あの頃ペニー・レインと)
●スティーブン・クローブス(ワンダーボーイズ)
●ケネス・ロナーガン(You Can Count On Me)
●ダグ・ライト(クイルズ)

■音楽賞

★Hans Zimmer, Lisa Gerrard(グラディエーター)
●Tan Dun(グリーン・デスティニー)
●Maurice Jarre(Sunshine)
●Ennio Morricone(Malena)
●Rachel Portman(ショコラ)
●Marty Stuart, Kristin Wilkinson,
Larry Paxton(All The Pretty Horses)

■オリジナルソング賞

★「Things Have Changed」
 (ワンダー・ボーイズ) ボブ・ディラン

●「I've Seen It All」
 (ダンサー・イン・ザ・ダーク) ビョーク
●「My Funny Friend and Me」
 (The Emperer's New Groove) スティング
●「One in a Million」
 (Miss Congeniality) Steffan Olsson

■外国語映画賞

★グリーン・デスティニー(米・中・台湾・香港)
●Amores Perros(メキシコ)
●The Hundred Steps(イタリア)
●マレーナ(イタリア)
●サン・ピエールの生命(イタリア)

■セシル・B・デミル賞

★アル・パチーノ


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Hollywood.com Golden Globes Awards
Variety's Central Golden Globes
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