六畳間ホームシアター・レポート

720P液晶プロジェクタ「Panasonic TH-AE700」を中心としたカジュアルシアターへの道

「EPSON dreamio EMP-TW600」の検証と
「Mitsubishi LVP-HC3000」の再検証
2005/11/06/UP

西新宿のホテル「ヒルトン東京」地下ショッピングアーケード
「Hiltopia」内にある「GRANDアバック 新宿店」で
昨日の5日(土)と本日6日(日)の両日、
「NEW プロジェクター比較イベント」が行われると知り、
昨日、午後から覗きに行って来ました。

地下アーケードの入口
地下入口の奥には「ヒルトン東京」
「GRANDアバック 新宿店」の入口
一番のお目当ては、発売になったばかりの 「EPSON dreamio EMP-TW600」の映像を確かめること でした。 イベントは午後2時からだったのですが、 午前中に用が出来てしまい、僕が到着した頃には とうにイベントは終了しておりました。 それでも店員さんのご好意で、全暗、HDMI接続 (DVDは「DENON DVD-A1XV」で720Pにスケーリング)、 一台毎のデモという条件で、DLPの「LVP-HC3000」と 3LCDの「EMP-TW600」、「LP-Z4」、「TH-AE900」を 120インチと150インチ・スクリーンでの映りの違い、 映像プリセットモードの切り替えや DVD、ハイビジョンの映像の差などを含めて 2時間程度、じっくり比較させてもらいました。 量産機の「EMP-TW600」は、予想通り、安定感があって バランスも良く、いかにもホームシアター用3LCDの最高峰 であった「EMP-TW500」の後継機といった感じで、 黒の再現性も3LCD機の中では最も好印象でした。 「LP-Z4」と比較すると、もう少し映画向きな印象で、 高解像度感は維持しながらもエッジは目立たせない 実に自然な映像でした。 その分、画素の格子も「LP-Z4」ほど気になりません。 また、映像モードのデフォルト値で、画質調整の必要を ほとんど感じない完成度の高い画になっていますし、 ある程度の明るさの中でも使える高輝度モードでは 3LCD機の中でも最高輝度の「1600lm」の威力を感じました。 D5パネルの製作元であるセイコーエプソンでは、 他社に比べて「EMP-TW600」のチューニングに充分な時間を 掛けられたのではないでしょうか。 こちらの記事で、当時の最新720P 3LCD機「EMP-TW200」に D5パネルを組み込んだ改造試作機によるテストが行われている と書かれたのは、D5パネルの開発成功の発表があった 2004年6月28日から、わずか一ヶ月半後のことです。 開発にこれだけの時間を掛けているのですから、 完成度が高くなるのは当然と云えば当然なのかもしれません。 ただ、僕には「LP-Z4」のフレッシュな映像も魅力です。 80インチ程度で観ると、ちょっとエッジが強調され過ぎなので 長時間、映画を観る場合は、画質調整で輪郭をソフト方向に振り、 もう少し自然な映像にして観るのが正解だと思いますし、 黒の沈み込みの深さやシーン連動型アイリスの精度では 「EMP-TW600」に一歩及ばない感じですが、 120インチ以上もの大画面になりますと、S/N比の高さや 輪郭のシャキリ感、色収差の少ないレンズのデキの良さ、 12bit映像処理によるビビットな色あい、などの個性が、 より魅力的に映ります。 また、縦縞状の色むらも新型の3LCD機の中では 一番目立たないと思います。 両機の映像の印象を勝手に極言してしまいますと、 陰影と濃淡で描く、繊細な「EMP-TW600」に対して 細い線と色彩で描く、パワフルな「LP-Z4」、といった感じです。 「EMP-TW600」は映画でもビデオ素材でも何でも御座れで いかにもエプソンらしい平均点の高い優等生タイプです。 それに対して「LP-Z4」は、エプソンほどバランスは 良くないかもしれません。しかし、人間でもAV機器でも 付き合って面白いのは、個性的なヤツだったりしますw。 特に、アニメやゲームを楽しむ機会が多い方なら 「LP-Z4」の方をより気に入るのではないでしょうか。 残る「TH-AE900」は120インチ以上になると、 全体的な色の印象もイマイチでしたし、 スムーススクリーンの欠点が感じられて 映像が多少ボヤけている印象がありました。 個人的に、AEシリーズの画から浮気したくなっている こともあるのでしょうが(苦笑)、 GRANDアバックのデモ機に限って云えば、 正直、進歩が著しい「EMP-TW600」と「LP-Z4」の映像には 一歩及ばない印象でした。 一言で云うと、コントラスト比の改善は目立つものの デキの良かったAE700からの進歩が、期待した程は 感じられないのです。 しかし、D5パネルを搭載した新型の3LCDプロジェクター の実力には、まったく驚かされます。 ほんの数年前まで、液晶プロジェクターの 映写スクリーンのサイズは、最適が80インチ、 大きくても100インチ位までと云われてきました。 スクリーンを大きくすると、それだけ輪郭のジャギーや 色むらなどのアラが目立ってしまいますし、 何より黒浮きがひどくなって、映像の品位が 急激に落ちてしまうからです。 ところが、「EMP-TW600」や「LP-Z4」で スケーリングしたDVDやハイビジョンを映しますと、 120インチは余裕でクリア(充分、綺麗w)しますし、 スクリーンがゲイン(反射率)の高い「スチュワート HD130」 であったことも一因でしょうが、150インチスクリーンにしても 映像に大きな破綻はありませんでした。 逆に、120インチではアラが目立たなく、HC3000を含めて どの機種を買っても、調整次第で満足ゆく映像になりそうなので、 店員さんもわざわざ素の違いやアラを出す為に 「150インチで比較しましょう」とおっしゃるくらいなのです。 まあ、羨ましいくらい広い視聴室で、 リファレンスクラスのAV機器を使用して、 比較的、離れて観ていたこともあるでしょうが、 それでも3LCDの画が120インチでも充分に綺麗なんて 数年前なら考えられないことです。 3LCDでは最も黒が締まる「EMP-TW600」と「LVP-HC3000」で、 スター・ウォーズ エピ2の星の数を比較してみましたが ほとんど遜色なかったですからねw。 アバック・ホームシアター館では「僕には合わないかなぁ」 という印象を持った、その「Mitsubishi LVP-HC3000」も 全暗の視聴室でHDMI接続による一台だけの映写、 という理想的な条件で再度じっくり検証してみると、 これが見違えるように良く観えるので驚きました。(汗) 特に150インチにまで拡大しますと、 画素の格子が目立たない、などのDLPの長所が より一層、感じられるようになります。 一番の懸念のカラーブレイキング・ノイズは コンポーネント接続で観た時より、かなり減っていますし、 誤差拡散ノイズや各種ノイズの少なさからか、 HDMI接続で一層鮮明に表示されているからか、 映像全体にスッキリとした抜け(透明感)を感じます。 また、高級機ほどの安定感は感じないものの 色の階調にも特に目立った問題や不満は見当たりません。 その上、黒の再現性は、当然ながら液晶よりも一段上です。 (と云っても、3LCDもかなり拮抗していましたが) アキバでのデモでは、映像プリセットモードが固定でしたし、 コンポーネント接続で、他のプロジェクターの迷光の影響 もかなりありましたので、単に条件が悪かったのですね。(苦笑) 俄然、欲しくなってしまったのでお値段をお聞きすると、 思わず耳を疑ってしまいました。 イベントを行っている「GRANDアバック 新宿店」さん限定で しかもこの土・日限りのイベント特価ということでしたが、 ネットの最安値よりもかなり安い価格だったのです。 (「電話販売、通販はしない。あくまでも新宿店独自の   イレギュラーな価格」との事) 念のため、間違いではないかと値段を再度確認して、 思わず、「ATMに走ろうかなぁ」と咄嗟に考えましたw。 (僕の場合、クレジットカードはソフト用の一括払いにしか  使わないと決めております。それだけでもかなりの額ですからw) ただし、僕が行った午後4時には既に在庫は売り切れており 取り寄せになってしまうとのことでした。 「持ち帰れないのかぁ…。それに今月は予約しているDVDも  支払いも結構あるから、今それだけ払うのはキツイなぁ」 としばらく迷った後、結局、 頭を冷やしてそのまま帰って参りました。(笑) アバックさんでは今月の26、27日に、 恒例の「ホームシアター大商談会」を池袋 (サンシャインシティ 文化会館)で行う予定とのことなので またその時にでも出掛けてみようかと思っています。 買うにしても月末の方が予算も立てやすいですからね。 ...いや、とは云いましても まだ本当に買うかどうかは分かりませんよ。(汗) 「LVP-HC3000」にはレンズシフトもD端子もありませんし、 天吊り用の固定板なども新調しなければなりませんから その辺りがネックと云えば、ネックなのです。 それにやはりDLPならではの欠点(色割れ、大虹、フリッカー) がまったく気にならない訳ではありませんし、 「LP-Z4」の映像にも大きく惹かれていますので…。 3LCDとDLPにはそれぞれに長所短所があります。 静止画やテストパターンの比較ならともかく、 実際の動画については拮抗している部分も多くて、 どちらが良いかの判断はなかなか難しいと思います。 3LCDにしろ、DLPにしろ、普及価格帯のプロジェクタに 万人が認める完璧なものなどありませんからね。 でもまあ、DLPの短所が知覚出来ない、 あるいは見えてもそんなに気にならない体質の方でしたら 「液晶と比べたらDLPは長所だらけ!圧勝!万々歳!」と そんなに悩むこともなく、予算内のDLP機に決めて、 あとは設置面の心配だけをすれば済むでしょう。 いくら他人が「DLPの色割れや虹やフリッカーには我慢ならん」 と力説してみたところで、見えない体質なのでしたら 理解し難いでしょうし、それはそれで幸せな話です。 しかし、僕のように単板式DLPプロジェクタの欠点を 十二分に知覚出来る体質の人間からすると、 話はそう単純ではありません。 今までは、「高い金を払って色割れを我慢するくらいなら 黒は浮いてもコストパフォーマンス重視で自動的に液晶」 てな具合で、あとは3LCD機の中から選択すれば済みました。 しかし、ここまで3LCDとDLPの映像が拮抗し、 価格差もなくなって来ますと、各機器の映像の長所・短所を じっくり比較検討するのはもちろん、それに加えて、 入力端子の数や、設置の自由度、動作音の大きさ、本体デザイン なども含めた総合的な判断が、より必要になって来ます。 つまり、どの点を重視して、どの点を妥協するかを洗い出し、 何度も引き算や足し算を繰り返して、無理やり答えを出す為に 悪戦苦闘することになる訳です。 その結果、「今は買わない」という選択肢に落ち着く場合も もちろん有り得えますw。 まあ、買い物は悩んでいる時が一番、楽しいんですけどねw。 因みに、720P DLPプロジェクタである「LVP-HC3000」が なぜ、これほど安くなったのか、不思議ですよね? 実は、「LVP-HC3000」に搭載されている 1280×768ピクセルの最新0.65型DMD素子は、 三菱が設計して、テキサス・インスツルメンツ(T.I.)社に 製作を依頼したものなのだそうです。() その為、三菱には特許料が入るそうで、 その分、他社のホームシアター用720P DLPプロジェクタよりも かなり安く卸せるらしいのです。 T.I.社が自社開発したDMD素子がどれも高止まりしている中で 三菱のDLPプロジェクタだけが、3LCDとほぼ同じ価格設定を 打ち出せるのには、そういったカラクリがあったのです。 逆に云えば、三菱以外の家電メーカーが、 この0.65型DMD素子を採用して、720P DLPプロジェクタを 造ったとしても、ここまで安く出来るかは分からない、 ということになります。 (※) 後日明らかになった情報によりますと、  三菱とテキサス・インスツルメンツ社が共同開発したのは  DMD素子自体ではなく、DMD素子の駆動やランプ光量など  システム全体を制御する「フォーマッターボード」  と呼ばれる部分なのだそうです。  これはPCで云えば、OSにあたるパネルドライバーで、  10ビット処理のI/P変換や画素変換IC、  12ビット浮動小数点デジタルガンマ補正と一体化して制御する、  「LVP-HC3000」の心臓部なのだそうです。  以上、間違いをお詫びして、訂正させていただきます。







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