「キューブリック作品の画面フォーマット」

なんじゃ、こりゃ!?  CCバクスター  1999/09/09

ガ、ガーン!
大ショック!
「キューブリックBOX」開けてビックリ!

「シャイニング」と「フルメタル〜」
4:3のてれびさいずぅ〜???
これ、やはりトリミングですよね〜?

両方ともコヤで観たけど、そんなにスクリーン狭かったかなぁ?
ビスタぐらい記憶あるんですが。
実際のサイズ、ご存じでしたら、教えて下さいませ。

スクイーズじゃないのは知ってましたけど・・・
なんか複雑な気分。
気を取り直して、これからどれか1本観てみます。




キューブリック作品の画面フォーマット  岩窟王  1999/09/10


>CCバクスターさん

今回DVD化された作品の本来の画面フォーマットは
「非情の罠」「現金に体を張れ」「突撃」はスタンダード
(1×1.33)で、これはほぼオリジナル通りです。
(4:3のTVで観た場合)

これ以降の作品、
「ロリータ」「博士の異常な愛情」
「時計じかけのオレンジ」「バリー・リンドン」
「シャイニング」「フルメタル・ジャケット」

は35mmによる1×1.66のワイドですが、
「博士」は左右に黒枠を入れてスタンダード表示する場面が
多く、印象としてはスタンダードですね。(DVDはTVサイズ)

*補足
スパルタカスは70mmのスーパーテクニラマ70(1×2.0)と
35mmプリントのスコープ版(1×2.35)で上映され、時間も
184分版、165分版、オリジナルの196分版があります。
2001年は65mmフィルムで撮影され、
スーパー・パナビジョン・シネラマ(1×2.88)、70mm(1×2.0)、
35mmのスコープ版(1×2.35)で上映されたそうです。


さて、問題の
「シャイニング」と「フルメタル・ジャケット」
ですが、輸入版のLDで観た時の印象では
(実は、僕まだ今回のDVDをちゃんと観ていません...)(^-^;;
スーパー35mmに近い形で撮影されていると思われ
(フルメタルは多分スーパー35mmだと思います)、
ワイドTVのズームモードで観ても違和感はありませんでした。

 (僕のバズーカではメニュー画面の「画面調整」という項目で
  各画角モードの左右と上下のプラス・マイナス調整が出来るので、
  これを左右上下とも最大マイナス10にした時の印象です。
  三菱、他のワイドTVには「画面調整」が出来ないものもあるので
  この印象ですべてのワイドTVのズーム画面は語れませんが...。
  因みに、通常のワイド化画面で左右最大マイナス10&
  上下プラス3にすると更に違和感が無くなります。
  この画角が一番劇場での印象に近いですね)


*スーパー35mmによる撮影というのは、
ビデオ化の際、TVサイズにしても構図の乱れが
生じないように、撮影の時にスタンダードサイズ
とビスタ(またはスコープ)サイズ
両方の画角を考慮して撮影し、その後に劇場用には
欲しいワイドの画角のみを取り出してプリントする
方法です。
ジェームス・キャメロンが常用することで有名ですが、
最近のアメリカ映画はほとんどこの方式をとっています。


ただの推測ですが、
この2作品のマスターはアメリカで製作されたもの、
他の「ヨーロッパ・ビスタ」となっている作品は
英国製のマスターを使用しているのだと思います。

このヨーロッパ・ビスタ・サイズというのは、
アメリカのビスタと比べ少し縦の比率が長く、
16:9のワイドTVでスクィーズ表示させることは難しいはずです。

多分、ワイドTVで普通にズームモードで表示しようとすると
上下の画面が幾分切れてしまうでしょう。
どちらかというと4:3のTV画面で観た方が良いくらいだと
思います。


とにかく、国や劇場によって微妙にアスペクト比が違ってしまう
のは仕方がないのですが、キューブリックは自作のビデオ化の
際、パッケージ、字幕や吹き替え、マスターや画角に気を配る
ことで有名ですので、昔の映画番組のワイド作品放映のような、
極端に画面の左右をカットして無理やりTVサイズにする等の
愚行は許さないはずです。


ただ、高画質なDVD用のマスタリングには参加していない
訳で、ワイドTV用のスクィーズ・マスタリングに立ち会う
時間が残されていたら、もっと素晴らしいディスクになって
いたでしょう。
この点は残念ですし、
今回のDVDの発売日延期の原因になった
遺族や彼の事務所からのクレームの主旨も、
その辺りにあるのだと思います。



★過去ログ化に際し、補足
よく考えてみれば、写真家出身のキューブリックには
ワイド・アスペクトが肌に合わなかった可能性もあります。
つまり、写真と同じ4:3のスタンダード・サイズが、
自作にとって最も好ましい画角だと考えていたのかもしれませんね。

上にも書いた通り、ヨーロッパ・ビスタはほとんどTVサイズですし、
「アイズ・ワイド・シャット」もスタンダード・サイズで発売されましたし。
(北米盤DVDの裏ジャケットには、
「撮影時のアスペクト比で収録」とあります。




CCバクスター  1999/09/12


今回初めて観た
「バリー・リンドン」
絵づくりが最高でした。
4作品の、好きな順は
「バリー・リンドン」
「時計じかけのオレンジ」
「シャイニング」
「フルメタル・ジャケット」
です。

因みに全作品モノラル録音だった事に
初めて気づきました。(^^;
あの人、ステレオ嫌いなんですかねぇ?(笑)




岩窟王  1999/09/12


>CCバクスターさん

そう言えばすべてモノラルですね。
立体音響に対して拒否反応でもあったのでしょうかね。

EYES WIDE SHUTはDD,DTS,SDDSにミキシングされ
ていますが、確か5.1Chでしたよね?

「2001年...」のソフト化では
ドルビー・デジタル5.1Ch にリミックスされた音声が使用されているのですが、
一般劇場用では
「アイズ・ワイド・シャット」
最初で最後の立体音響作品だったのですね。


「バリー・リンドン」は舞台となる18世紀当時に
電気のライトは無いということで、
ナイトシーンは全て
蝋燭の光だけで撮影されたのですが、
この為に彼は
製作当時の映画用レンズより遥かに集光率の高かった
人工衛星写真用レンズ(F0,7)を用いて
映画撮影用キャメラを製作させたことで有名です。


しかし、興行的には大失敗で、次回作にはより通俗的で
人気もあるキングのホラー大作
「シャイニング」を原作に
ヒット狙いの背水の陣をひくこととなりました。

「アイズ・ワイド・シャット」をコスチューム・プレイに
しなかった理由の一端は
、「バリー・リンドン」の興行的
惨敗が多少影響しているのかもしれません。

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