「ライフ・イズ・ビューティフル」


岩窟王
  2000/01/05


2000年最初の映画は、買ったまま放ってあった
「ライフ・イズ・ビューティフル」でした。
これはレトロな味わいのコメディで、
戦争を舞台にした愛がテーマのおとぎ話って所でしょうか。

期待したほどでもありませんでしたが、
シナリオが上出来で、ナカナカ良い映画でした。
(でも大笑いも大泣きも出来なかったが、辛い)


同じ毛色の作品として、
チャップリンの「独裁者」がありますが、
個人的には「独裁者」の方が遥かに傑作だと思います。
なぜなら、
「独裁者」には独裁国家や戦争や人種偏見に対する
チャップリンの「想い」が詰まっているからです。
生涯ロリコンだったという弱点もありましたが、
映画作家としての彼は、常に立派で偉大でした。


思うに、この作品を撮った
ロベルト・ベニーニ自身にとって大切だったのは、
細かなギャグや愛を語る事、ストーリー運びなどで、
政治や戦争を描くことに関しては、
あまり関心がなかったのではないでしょうか。

特に、ストーリーの後半、
ホロコーストに対する、彼自身の明確なスタンスや
意見や感情というものが作品上から感じられず、
イライラさせられました。

毒や怒りや辛辣さが希薄では、この舞台背景も
ただの「お涙頂戴」の為のカキワリとしか
取られかねません。


要するに、
ベニーニが只のコメディ馬鹿にしか見えないのが、
最大の不満点なのです。
普通のコメディ映画ならそれで充分ですし、
この作品も前半までは最高なのですが、
欽ちゃんや志村けんがあの役をやると考えてみて下さい。
皆さんは泣けます???

それにしてもミラマックスはオスカー捕りがウマイ!

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