「ワールド・イズ・ノット・イナフ」


「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」を観る
 岩窟王  2000/02/07


「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ75点

THE WORLD IS NOT ENOUGH ('99・英)
監督:マイケル・アプテッド
   「愛は霧のかなたに」「ネル」
出演:ピアーズ・ブロスナン、ソフィー・マルソー、
   デニス・リチャーズ、ロバート・カーライル、
   ジュディ・デンチ




マイ ネーム イズ ボンド、ジェームズ・ボンド
ということで、
ブロスナン・ボンドの第3弾、シリーズ第19作目であります。

ボンドをブロスナンが演じるようになって
毎回シリーズ最高のヒット作になっていますが、
もちろん今作もアメリカ公開時には
シリーズ最大の興行成績を上げたとのことです。
それも納得のアクション・シーンのツルベ打ちであります。
冒頭のテムズ河のボート・チェイス・シーンから
大興奮でありました。


今回は007シリーズの伝統である生身のアクションと
過去にも良く描かれたシチュエーション
(ボート・チェイス、スキー・チェイス、水中アクション)
でのアクション・シークエンスのバランスも良く、
ボリュームも満点で、しかも新鮮な切り口で演出されていました。

秀作止まりのドラマ監督の印象が強かった
マイケル・アプテッド(英国出身)ですが、
アクション演出で新境地を開拓した感があります。
同時に、英国映画であるこのシリーズも
どんどんハリウッド・アクション映画化している
という印象もありますね。

TVシリーズやB級映画俳優だったブロスナン
自信に裏打ちされてか、それとも歳のせいなのか、
貫禄さへ漂うようになりました。
契約では残り1作ということですが、
まわりは引き続き彼にボンドを演じてもらいたいのでは
ないでしょうか。
結果を残していますからね。


今回はボンド・ガールを始め脇役が充実していまして、
この点もいままでのシリーズとは一味違います。
従来のボンド・ガールと云えば、
ほとんど無名の新人が務めるのが伝統でしたが、
今回はソフィー・マルソー、デニス・リチャーズ
という、わりと有名な女優が出演しています。
昨年オスカーを授賞したジュディ・デンチ
従来のMの登場シーン以上に出番が多く、
大学時代の恋愛まで匂わせて、人間Mを感じさせました。


一方、仇役であるロバート・カーライル
線が細く、背も低いので、イマイチ見栄えが悪いですね。
でも今回の真の悪役は...(秘密)なんですけどね。(笑)


「ゴールデン・アイ」にも出演していた元KGBの
ズコフスキー(ロビー・コルトレーン)もコメディ・リリーフ
としていい味出していますし、
先日、交通事故で亡くなったQ(デズモンド・リューエリン
が引退を匂わすシーンと退場する時の名セリフは、
シリーズのファンにとっては涙なくしては見れない
場面となっております。(合掌)
そして、Qに代わる新たな秘密兵器係の「」を演じるのは、
モンティ・パイソンのジョン・クリース(老けたなぁ〜)!
これは今後が楽しみであります。


このシリーズは元来、大プロデューサーであった
ロバート・R・ブロッコリの物でありまして、
一時、ガイ・ハミルトンルイス・ギルバート
ジョン・グレンなどの凡庸な監督が
寅さん並のマンネリを招いたのですが、
ブロッコリの後を継いだ娘のバーバラ・ブロッコリ
義息のM・G・ウィルソンの代(ゴールデン・アイ)
になってからは、回を追う毎に面白くなっておりますね。


世界中でロケするビッグ・バジェットのアクション・ムービー
でありますから邦画とは次元が違いますねぇ〜。
「お茶漬けの味」も悪くはありませんが、
たまにはコッテリした西洋料理も欲しくなりますよね。
この作品は、シリーズのファン以外の方にもお勧めの
アクション大作でありました。



007  いなり 2000/02/07


自分も観てきました(^ー^)
ブロスナン=ボンドですが前2作は勢いで作らた感がありましたが
3作目の今回はすっかり落ち着いた印象ですね
ただ自分的に今回の作品はイマイチのような・・
前作と変わって今回はストーリーにも力をいてれるようですが
ちょっと油断して観てると、ん?なんでそこの国に居るのボンド?
という感じになってしまって(汗)
それとアクションとストーリーとのバランスも悪いような・・
でも楽しめましたけどね!
それと007恒例の精巧なミニチュア・ワークが随所に活躍しててよかった
多少バレバレな所もあるがそれは御愛敬という事で
あぁ、、自分も鋸ヘリに乗って渋滞中の車の上を飛んでみたい<破壊願望(爆)



岩窟王  2000/02/08


>いなりさん

直前に
「GTO」を観ていたので、
007の新作がとても面白く感じてしまったのですよ。(笑)
やはり、ひとつのシークエンスにかける金額が
桁違いですからねぇ。
圧倒されてしまった訳です。

「ストーリーとアクションのバランスも悪いような...」
そうですね。でもそれはいつもの事でしょう。(笑)

あのシリーズは世界征服を企む悪の組織スペクターと
殺しのライセンスを持つ、不死身の007との戦いを描いた
ゆうなれば「仮面ライダー」の世界だった訳ですから、
近作に関しても、あまりストーリー云々で語るのは
無意味なのではないでしょうか。
見当違いとまでは云いませんが、ちょっと無粋な感じがします。

僕があのシリーズに望むのは
スタント中心の怒涛のアクション・シーンと
適度なお色気、それに風光明媚な世界の都市や風景、
キテレツな秘密兵器くらいのものです。
そう云う意味では、今回の新作は満足いくものでした。
少なくとも、前作の
「トゥモロー・ネバーダイ」よりは
良い出来だったように思いますね。

でも、いいとこ75点なんですけど。(笑)

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