「ジャンヌ・ダルク」


「ジャンヌ・ダルク」85点


   映像面では、リュック・ベッソン監督の最高傑作かも
   しれません。最初の5分から酔わせます。

   監督初のコスチュームプレイですが、必ずしも史実通り
   ではないのが、ストーリー的にも視覚的にも効果的
   だったと思います。

   かなり旦那にいじめられたのでしょうが、ミラの演技は
   繊細かつエキセントリックで光っていました。
   
   実際のジャンヌ・ダルクは最期まで天声を信じきって
   死んでいったでしょうが、ああいう切り口も面白いと
   思いました。
   信仰と権威と迷信の時代を背景にしていながら、
   終盤のジャンヌの葛藤の本質はとても今日的なテーマです。
   真の信仰心は、純粋で貴いものですが、
   現代の宗教のカタチを考える時、
   僕は常に暗澹たる気持ちになります。

   キャストはフランス、米国映画界のオールスター揃い、
   ジョン・マルコヴィッチ、フェイ・ダナウェイ(貫禄!)
   ダスティン・ホフマン、チェキー・カリョ、ヴァンサン・
   カッセル
(ドーベルマン)
   
   チェキー・カリョは今や国際俳優ですから英語はバリバリ
   で当然ですが、ジル・ド・レを演じたヴァンサン・カッセル
   (ドーベルマン)の自然な英語には驚きました。
   パンフを見たら、彼はニューヨークで俳優修行をした経験
   があり、なるほどと納得。今後はアメリカでも活躍するかも
   しれません。




ミラの旦那って? たけP 2000/01/31


こんにちは、みなさん。たけPです。

岩窟王さんも「ジャンヌダルク」鑑賞されたんですね。
点数、高得点でしたね。
私も結構気に入ったんですが、
他の掲示板ではあまりいい評価聞かなかったので
岩窟王さんの評価を興味深く読ませてもらいました。
ドーベルマンの人出てたんですね。
あの3人組みのひとりですよね?
「ドーベルマン」はWOWOWの放送を録画してあるんですが、まだ鑑賞してません。
おもしろいのでしょうか?
監督がベッソンの弟子?かなにかでしたっけ?

あとミラの旦那さんって誰ですか?
何でいじめられるのでしょうか?
もしかしてベッソン?
この映画はパンフ買わなかったんで出演者についてよく分からないんですが



岩窟王 2000/02/01

>たけPさん


ミラの旦那とはベッソン監督の事です。
この2人は
「フィフス・エレメント」の時からつき合って
いて、「ジャンヌ...」撮影前に結婚しました。
でも、撮影終了後に離婚してしまったので、
正しくは「元旦那」です。(笑)

「いじめられた」というのは、
ベッソンは(奥さんだから)普通の女優さん以上に
ミラの演技に対して厳しい注文を出したんだろう
と言う想像での話です。

あの作品は観客の宗教感に対するリトマス試験紙
みたいなところがあるので、
賛否両論あるのは仕方無いかもしれません。
宗教と信仰は、(特に西洋では)常に物議を呼ぶ
テーマですからね。

SEGABBSでの評論の中には
「ダスティン・ホフマンのシーンは必要無い」
あるいは、よく分からない
という声があるようですが、
僕は終盤のダスティン・ホフマンのシークエンス
こそ、ベッソンの問いかけたかったテーマだと
思いましたし、
キリスト教文化の中で育ったフランス人にしては
宗教や神への信仰に対して、
かなり普遍的で冷静な目を持っている人なんだなぁ
と感じました。
個人的には戦場シーンも含めてとても面白く拝見しました。

神の存在をテーマにした作品というと、
スコセッシの
「最後の誘惑」を思い出しますが、
あちらは最終的にキリスト教を肯定しているので、
「ジャンヌ・ダルク」とはちょっと読後感(?)が
違いますね。

それからヴァンサン・カッセルは
「ドーベルマン」
主演していた俳優です。
悪徳刑事に扮したカリョの怪演ぶりが見物で、
けっこう面白いアクション映画ですよ。

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