お勧めの発売済DVDソフト(3)

選考基準は作品完成度+プロダクツとしての充実度
及び、独断と偏見とですv(^-^)v
(作品評価 ○<◎・高画質度&高音質度 ☆<★)

'99年1月発売作品


推薦DVD
作品名・原題 発売日 発売元 定価
解説・仕様・作品評価◎◎◎・高画質&高音質度★★★
  リーサル・ウェポン4 特別編 
LETHAL WEAPON 4
1/29 WB 3400円
LETHAL WEAPON 4 '98年、米/製作・監督:リチャード・ドナー/ 共同製作:ジョエル・シルバー/ 脚本:チャニング・ギブソン/ 撮影:アンジェイ・バートコウィアク/ 音楽:/マイケル・カーメン、エリック・クラプトン、デヴィッド・サンバーン 出演:メル・ギブソン、ダニー・クローバー、ジェット・リー、 レネ・ルッソ、ジョー・ペシ
16:9 シネスコ/DD 5.1Ch、吹替5.1Ch/両面1層 127分/ 特典映像 73分:『リーサル・ウェポン1〜3でカットされた、未公開シーン』『撮影メイキング・ドキュメンタリー』『スタッフ&キャスト・インタビュー』『リーサル・ウェポン・シリーズ4作品・オリジナル予告編』『関連作品の紹介:メル・ギブソン主演4作品・オリジナル予告編』

『奴らが現れると、きっと騒ぎは大きくなる!』
ストーリー/LA市警察のトラブルメーカー・コンビ、命知らずの「人間兵器」リッグス刑事とファミリーマンのベテラン刑事、マータフ。
リッグスは同棲相手の妊娠を知らされ真剣に結婚すべきか考えるようになり、一方のマータフも長女の妊娠を知らされ相手は誰かと想い悩む日々を過ごしていた。そんな折、ニセ札偽造を画策するチャイニーズ・マフィア達を敵に回して大苦戦することに。

 '87年製作の一作目から11年、人気シリーズ第4弾が本作だ。1作目では、自殺願望を抱えて苦悩する、オリンピック級の射撃の腕を持ったハミダシ刑事と、家族想いで定年間近の壮年刑事との心の交流を描いた硬派のアクション・ドラマだったが、回を重ねる毎に破壊と笑いが売りモノの脳天気なアクション映画に変貌してしまった。だが、岩窟王はこの手の映画もけして嫌いじゃない。新人コメディアン、クリス・ロックのウザイ演技には閉口したが、少なくとも前作の3よりは面白かった。
 特に、1作目でゲーリー・ビジーが演じた元特殊部隊兵士以来の骨のある敵役、ジェット・リー(リー・リンチェイ)のアクション・シーンは熱い。世界中の才能を吸い集め成長するハリウッド帝国の強さがここにある。

 1作目では実年齢より老け役だったダニー・グローバーも、今作では、すっかり役と同年代となり、リッグス役のメル・ギブソンも顔のシワが目立つようになった。劇中リッグスが、マータフの決めゼリフである「この歳になって... 」を代わりに口にするシーンに及んでは、過ぎ去った決して短くない歳月を感じずにはいられない。マータフ家の年代記でもある当シリーズ、子供達3人もすっかり大きくなりました。

 アメリカ映画ではめずらしく(脚本家などの一部を除いて)長年同じスタッフ・キャストで続いて来た本シリーズだが、ファミリー・アルバムを思わせる微笑ましいエンド・クレジット・ロールを見る限り、いよいよ終りかな〜ぁと、ちょっとしんみりした岩窟王でありました。
◎◎/★★★

L.A.コンフィデンシャル
LA CONFIDENTIAL
1/20 PONY 4700円
LA CONFIDENTIAL'97年、米/製作・監督・脚本:カーティス・ハンソン 製作総指揮:ダン・コルスラッド&デビッド・L・ウォルバー/ 製作:アーノン・ミルチャン、マイケル・ネイサンソン/ 共同製作・共同脚本:ブライアン・ヘルゲランド/ 原作:ジェームズ・エルロイ『LA コンフィデンシャル』/ 撮影:ダンテ・スピノッティ/美術:ジニーン・オプウォール/ 編集:ピーター・ホーネス/音楽:ジェリー・ゴールドスミス/
出演:/ラッセル・クロウ、ガイ・ピアーズ、ケビン・スペンシー、ジェイムズ・クロムウェル、キム・ベイシンガー、ダニー・デビート
16:9 シネスコ/DD 5.1Ch、DSR、吹替 2Ch/ 片面1層・138分

『6人の男女の惨殺事件が、3人の刑事の運命を結びつけた』
ストーリー/ '50年代のロサンゼルス。ダウンタウンのダイナーで6人の男女が殺された。被害者の一人は元刑事。ロス市警はメンツをかけて捜査を開始するが...。有名女優に似た顔を持つ高級娼婦、ギャング達の抗争と消えたヘロイン、ハリウッド・スキャンダルに街の有力者たち。複雑に絡み合うそれぞれが一本の線に結び付いた時、驚愕の結末が待ち受ける。

 アカデミー賞の脚色賞、助演女優賞を始め、全米の映画賞を25部門授賞した作品である。
 ディヴッド・リンチの娘、ジェニファー・リンチ監督作『ボクシング・ヘレナ』への出演の口約束を反故にしたとして訴えられ、結局敗訴、泣く泣く自己破産に追い込まれたベイシンガーが、一世一代の名演技で「大ド〜ンデ〜ン返し!」。
 この映画の彼女は眩しいほどの美しさ。試写を観たアカデミー会員の御老体達も軒並み骨抜きに。正に天然バイアグラ状態である。
 彼女がリッカー・ストアーに登場するシーンは、映画史に残る名場面となった。今後も映画ファンの間で長く語り継がれるであろう。
 男優陣ではケビン・スペンシーがピカイチ。あの存在感の前では若手の奮闘も霞みます。さめた目で呟くキー・ワード「ロ..ロ...トマス...」う〜ん、最高。

 原作はピカレスク小説(悪漢小説)の奇才、ジェームズ・エルロイのLA四部作の一編『LA コンフィデンシャル』。これは劇中にも登場するHUSH−HUSH誌のモデルとなった、ハリウッド・スキャンダルや犯罪実録、有力者の暴露記事などが売りものだったタブロイド紙のタイトル「コンフィデンシャル」から取られたものか。

 エルロイは17歳で天涯孤独の身となり、その後数十年、酒と麻薬に溺れ、軽犯罪で刑務所暮らしをしている以外は浮浪者同然の生活を送っていたが、やがて独学で文学修行をし、今では世界中でベストセラーを記録する人気作家となった変わり種だ。
 LA四部作の内、他の3作品は、『ブラック・ダリア』『ビッグ・ノーウェア』『ホワイト・ジャズ』。いずれも虚実を織り交ぜ、LAを舞台にアメリカの恥部を描いた傑作だ。
 岩窟王は特に『ブラック・ダリア』をお勧めしたい。翻訳本は文春文庫、文芸春秋社から発売されている。

 監督のハンソンは『バッド・インフルエンス』『ゆりかごを揺らす手』『激流』などを撮っているが、秀作止まりの監督の印象が強かった。しかし、ヘルゲランド(『暗殺者』『陰謀のセオリー』)と組んだこの作品で大化け、見事な傑作をモノにした。
◎◎◎/★★

レインメーカー
THE RAINMAKER
1/22 LDC 4700円
THE RAINMAKER '97年、米/監督・脚本・製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ/ 原作:ジョン・グリシャム『原告側弁護人』 製作:/マイケル・ダグラス、スティーブン・ルーサー、フレッド・ファーカス/ 撮影:ジョン・トール/音楽:エルマー・バーンスタイン/ 美術監督:ハワード・カミングス
出演:マット・デイモン、クレア・デーンズ、ジョン・ボイド、 ダニー・グローバー、ダニー・デビート、マリー・ケイ・ブレイス、ミッキー・ローク、ロイ・シャイダー
16:9 シネスコ/DD 5.1Ch、吹替2Ch/片面2層、135分

ストーリー/法学部を卒業したばかりのルーディは、大手法律事務所からは相手にされず、悪徳弁護士と噂に高いブルーザーに拾われる。やがて彼は社会的な弱者の人生に触れ、「法による正義とは何か?」と疑問を持つようになる。

 マイケル・ダグラス・プロデュース、ジョン・グリシャム原作、フランシス・フォード・コッポラ脚本・監督による法廷ドラマ。超豪華俳優陣を脇に配して主役を務めるのは、「戦火の勇気」で注目された若手、マット・デイモン。ヒロイン役は実際にかつてデイモンの恋人であったクレア・デインズ(『ロミオ&ジュリエット』)である。
 2人のその後の活躍を御存じの方も多いと思うが、特にデイモンは今作での演技が認められ、長年の企画であった『グッド・ウィル・ハンティング』の映画化が実現した。
 当初、新人俳優2人が書き上げた未知数な脚本だという事と、重要な役を演じる予定になっていたロビン・ウィリアムスの1500万ドルにものぼる巨額の出演料を考え、製作を躊躇していた会社側だったが、この作品がそこそこの成功を収め、初の主役に大抜擢となったデイモンも未来のスターとして注目を集めた為、ゴー・サインを出したのだった。

 今作のデイモンはまさに適役。彼以外の若手が演じていたら、ジョン・ボイド(ウマイ!)率いる一流弁護団を相手に回して、果敢に闘いを挑む新米弁護士のリアリティが出たとは思えない。ハーバード出の秀才でいかにも正義感に燃えそうな好青年然としている彼でこその説得力だったと思う。共演者喰いで有名な女好きだが、最近はウィノナ・ライダーとステディな関係にあるようだ。

 元々、俳優よりはプロデューサーとしての評価の高かったマイケル・ダグラスだが、今作も超一流のスタッフとキャストを集めている。最近は覇気がなかったコッポラも実に職人的で丁寧な仕事をしていて、前作の『ジャック』と同じ監督とは思えない程だ。最近の作品の中では傑出した出来の良さだと思う。
 撮影監督は、アカデミー・ノミネートの常連であるジョン・トール(『ブレイブ・ハート』『シン・レッド・ライン』)。地味な屋内撮影が中心だが、光と影を駆使し、重厚でコントラストを強調したコッポラらしい映像を創り上げている。
 音楽は『荒野の七人』『大脱走』から『サボテン・ブラザース』などのコメディもこなす、米国映画音楽界の巨匠中の巨匠、エルマー・バーンスタインが担当。
◎◎○/★★☆


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