「イレイザーヘッド」と「エレファント・マン」


岩窟王
 2000/01/18


リンチの
「イレイザーヘッド」は、
AFI(アメリカ映画協会)の学生だった頃に助成金と
友人からかき集めた借金で少しずつ撮った、
自主製作映画です。
貧乏だったリンチは、この映画を完成させるのに
実に5年をかけました。('77年完成)
それまでリンチは、
短編映画を2本製作した経験しかなかった為、
この5年間で「映画製作のすべてを学んだ」と
後に語っています。

この時の数少ないスタッフは、
メジャー映画を撮るようになったリンチの
主要なスタッフになりましたし、
主演のジャック・ナンスや主要なキャストは
いまだにリンチ映画の常連脇役俳優として
顔を見ることが出来ます。
TVの
「ツイン・ピークス」にも何人か出演していました。

この映画が世に出たのは、'78年の1月に開催された
アヴォリアッツ・国際ファンタスティック映画祭
黄金のアンテナ賞」を授賞した事がキッカケです。
これを受けて2月に全米公開、論議を呼び、
その年の終わりには話題のカルト映画として
すっかり有名になってしまいました。

これが
「エレファント・マン」を任せる監督を
探していたメル・ブルックス(喜劇俳優で監督・
プロデューサーとしても知られる。
代表作
「ヤング・フランケンシュタイン」、
「スペースボール」「サイレント・ムービー」
他)
の目に止まり、メジャーデビューする事になった訳です。

「エレファント・マン」('80)は世界的大ヒットとなり、
リンチは一躍時の人となりました。
この作品の大ヒット後、
彼の初長編である「イレイザーヘッド」も世界公開され
日本でも'81年に初めて公開されました。
友人の「凄く怖い映画を観たぞ!」という言葉で
「消しゴム頭」を僕が初めて観たのも、この年です。

この時に、感動的で教育的な作品であると評価されていた
「エレファント・マン」(主演は「エイリアン」シリーズの
最初の犠牲者、チェストバスターが胸から飛び出すクルーを
演じたジョン・ハート)
に対する評価が微妙に変化しました。(^o^)
「あれは、ただのフリークス映画だったんじゃないか?」
という意見が映画ファンの間から出てきたのです。(笑)



「イレイザー・ヘッド(完全版)」
>完全版?、う〜ん、なんでしょ?
>これ、劇場公開版とにっかつ?のビデオで観たんですが、
>他に未公開のシークエンス等が有るんでしょうね。
>少し気になります。
(CCバクスターさんの書き込みから)


今度、DVDで発売される完全版は、
'77年版の音響に不満を持っていたリンチが
権利を買い戻した後に、音響を5.1Chドルビー・デジタル
に再編集して公開した'93年版です。

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