「野菊の如き君なりき」


1月のベスト
   CCバクスター  2000/02/03


先月は20本程、未見作を拝見。(ほとんどがBS、レンタルですが)
で、一番の高得点は木下恵介監督の
「野菊の如き君なりき」でした。

美しい自然の中で描かれる悲恋の物語に
ウルウルでした。
特に二人の永久の別れとなる、雨に煙る船着場のシーン、
あのモノクロ画面は最高に美しいですね!
まるで水墨画のようでした。

意外だったのは、この映画、大半は回想シーンで語られる訳ですが
その回想シーン全てが楕円形の画面だった事です。
そして、この楕円形の画面がリリカルな映像に見事にマッチしてました。
この監督、意外に実験精神旺盛なんですね〜。

そう言えば、昔観た
「名もなく貧しく美しく」
あれ、列車の車両越しの手話シーンで
字幕がまるで意志を持ったように、パラパラと
一文字づつ降ってくるような表示方法でしたよね。

あと、この「名もなく〜」、悲劇的な結末の別バージョンが有るらしいですね。
邦画では珍しいですよね。

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昨夜(もう一昨日)
「リング0」拝見。
評判通り恐怖演出はナカナカ見応え有りでした。
ただ、話の核の部分が???でした。
この映画観て、話解らんのは私だけ?(^^;;;
バカなんだろうか?、私。

「いそら」、酷すぎてタイトルまともに入力したくないです。(苦笑)
あまりのヘボさに体が腐りそうになるのを堪え
孫娘の歩き方のみに注目してたのですが
よく考えたら黒澤監督の歩き方知らん人でした、私。(笑)
顔立ちは(素敵なラブリーボーイ)歌ってた頃の母親の面影がチラホラって感じですかね。




岩窟王   2000/02/03


>CCバクスターさん

いまは亡き木下恵介監督は
小津監督と並ぶ松竹大船の巨匠ですが、
御多分にもれず'50年代に多くの代表作を残していますね。

民主主義の理想や良心をメロドラマや
名もない庶民の人生を通してイノセントに描いた人です。
その反動か、激動の'60年代に入ると
徐々に製作本数が少なくなって行きました。


木下監督の代表作と云うとなんといっても
「野菊の如き君なりき」('55)と「二十四の瞳」('54)ですね。
前にも書いた記憶がありますが、
僕が観ながら一番号泣した邦画が「二十四の瞳」なんですよね。


「名もなく貧しく美しく」は松山善三監督のですか?
おぼろげな記憶しかないのですが、
若い方はストーリーさへご存じないかもしれませんね。
これは聾唖(ろうあ)の障害を持つ男女が出会い
夫婦になる感動作です。
この話は同名でTVドラマシリーズにもなりました。
'67年には同監督による続編
「父と子 続・名もなく貧しく美しく」も製作されています。
主演はどちらも小林桂樹です。


「リング0」
そうですね。最近の邦画の悪い点は、
シリーズや原作を体験済の日本人だけを対象にした作品が
多い事ですね。
つまり観客に知識に甘ったれた、
島国根性で製作されている訳です。

ですから、「踊る大捜査線」にしても
「リング」シリーズにしても、初めて観る方や
海外の観客にはよくわからない部分がありますよね。
やすさん期待の「ケイゾク」もこの点を危惧してます。

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